飲食店集客でアイデアだけに頼ってはいけない理由
「SNSで話題になる投稿をしたい」
「平日限定の割引を出したい」
「何かイベントをやればお客様が来るのではないか」
集客に悩むと、すぐに新しいアイデアを探したくなります。
しかし、店の魅力が伝わっていない状態でアイデアだけを増やしても、一時的に人が来るだけで終わることがあります。
大切なのは、お客様が来店前に感じる次の不安をなくすことです。
・どんな料理が食べられるのか分からない
・自分に合う店か分からない
・一人でも入りやすいか分からない
・営業時間や場所が分かりにくい
・他のお客様が満足しているのか分からない
集客アイデアは、こうした不安を一つずつ減らし、「この店なら行ってみたい」と思われるために使います。
ここから紹介する15のアイデアの中から、まずは自店に足りていないものを一つ選び、実行してください。
今日からできる飲食店集客アイデア
1.名物メニューの見せ方を変える
名物メニューがあっても、お客様に伝わっていなければ存在しないのと同じです。
店頭、Googleマップ、ホームページ、SNSで、最も食べてほしい料理を同じように目立たせてください。
料理名だけでなく、
・どんなお客様におすすめなのか
・どんなこだわりがあるのか
・なぜその店で食べる価値があるのか
まで伝えると、「これを食べたい」という来店理由になります。
2.料理名に“食べたくなる説明”を加える
「焼きそば」「唐揚げ」「ハンバーグ」だけでは、他店との違いが伝わりにくくなります。
例えば、
・とろ煮牛すじ焼きそば
・鉄板で仕上げる極太麺ナポリタン
・淡路玉ねぎを丸ごと使った玉ねぎ焼き
のように、食材、調理法、食感、店のこだわりを料理名や説明文に加えてください。
お客様が注文する場面を想像できる料理名は、店頭POPやメニュー表でも強い武器になります。
3.店頭POPを「誰に、何を伝えるか」で作り直す
店頭POPは、通行人に一瞬で店の魅力を伝えるためのものです。
「おすすめです」「美味しいです」だけでは、来店する理由になりません。
たとえば、
・名物 とろ煮牛すじ焼きそば
・お一人様でも入りやすい鉄板酒場
・平日ランチは焼きそばとご飯のセットもご用意
・仕事帰りに、鉄板料理と一杯をどうぞ
のように、料理・利用場面・店の特徴を具体的に伝えます。
最初に見直すべきは、店名よりも「何が食べられる店なのか」が分かるPOPです。
4.Googleマップの写真を増やす
Googleマップでは、初めてのお客様が「どんな店か」「入りやすいか」「何を食べられるか」を写真で判断します。
最低限、次の写真をそろえてください。
・店舗外観
・入口付近
・店内全体
・カウンターやテーブル席
・名物メニュー
・ランチメニューまたはテイクアウト商品
・店主やスタッフの雰囲気が伝わる写真
古い写真しかない、料理写真が少ない、店内が分からない状態では、来店前の不安が残ります。
5.口コミを自然に集める仕組みをつくる
口コミは、「書いてください」と強くお願いするよりも、お客様が満足した直後に、無理のない形で案内することが大切です。
たとえば、お会計時や卓上POPで、
「お食事はいかがでしたか。よろしければGoogleの口コミで感想をお聞かせください」
と案内します。
ただし、口コミ投稿の見返りとして割引やプレゼントを付ける方法は避けてください。
口コミは評価を上げるためだけのものではありません。初めてのお客様に、お店の魅力を伝える大切な情報になります。
平日・夜・閑散時間帯の集客アイデア
6.平日ランチの利用場面を具体的に伝える
平日ランチは、「ランチ営業中」と書くだけでは選ばれにくいことがあります。
・仕事の合間に早く食べられる
・一人でも入りやすい
・ボリュームがある
・テイクアウトもできる
・昼飲みもできる
など、その時間にお客様が求めていることを伝えてください。
店頭POP、Googleマップ、ホームページでランチの内容・価格・提供時間をそろえることも重要です。
7.一人客が入りやすいことを見える化する
飲食店の前を通っていても、「一人では入りにくそう」と感じるだけで来店をやめるお客様は少なくありません。
カウンター席がある店は、
・お一人様歓迎
・カウンター席あり
・お仕事帰りの一杯にも
・お食事だけでもお気軽にどうぞ
と明記してください。
これは新しいサービスを増やすことではなく、今ある店の利用しやすさを伝える集客アイデアです。
8.夜の“ちょい飲み需要”をつくる
夜営業では、宴会客だけを狙う必要はありません。
仕事帰りに短時間で利用したいお客様向けに、
・鉄板料理とビール
・焼きそばとハイボール
・おつまみ一品からでも歓迎
・21時以降のお食事もどうぞ
など、利用のきっかけを作ります。
店頭やGoogleマップの写真でも、夜に一人で利用しやすい雰囲気が分かるようにしてください。
9.テイクアウトを「予約しやすさ」で選ばれる商品にする
テイクアウトは、商品を用意するだけでは売れません。
お客様は「注文方法」「受取時間」「何が買えるか」が分からないと、利用しにくく感じます。
・電話で予約可能
・受取希望時間を伝えるだけ
・ランチのお弁当あり
・夕食のおかずに使える一品あり
などを分かりやすく表示してください。
テイクアウトは、店内に入りにくいお客様との最初の接点にもなります。
リピーターを増やす集客アイデア
10.次回来店の理由を店内でつくる
リピーターを増やすには、「また来てください」だけでは足りません。
次回の来店理由を具体的に用意します。
・来月から始まる季節メニュー
・次回試してほしいおすすめ料理
・曜日限定の人気メニュー
・店主おすすめの食べ方
・次回の新作アンケート
次に来る楽しみがある店は、お客様の記憶に残ります。
11.お客様の好みを覚える
常連客が増える店は、お客様との会話を大切にしています。
「前回は牛すじ焼きそばでしたよね」
「辛いものがお好きでしたよね」
「今日は前回おすすめしたメニューもあります」
こうした一言があるだけで、お客様は大切にされていると感じます。
すべてを覚える必要はありません。まずは、よく来てくださるお客様の好みや会話を、スタッフ間で共有するところから始めてください。
12.来店後の接点を切らさない
お客様が店を出た瞬間に関係が終わると、再来店のきっかけが減ります。
Googleマップの口コミへの返信、SNSでの新メニュー告知、ホームページでのお知らせなどを活用し、来店後も店を思い出してもらう機会をつくります。
ただし、毎日投稿することが目的ではありません。
名物メニュー、新作、営業時間変更、季節企画など、お客様にとって意味のある情報を届けることが大切です。
イベント・季節企画の集客アイデア
13.季節に合わせた“食べる理由”をつくる
季節企画は、単なる値引きよりも「今しか食べられない理由」をつくる方が効果的です。
・夏限定のさっぱり焼きそば
・寒い日に食べたい鉄板煮込み
・秋のきのこメニュー
・年末の忘年会向け鉄板コース
季節の食材や利用場面と結び付けることで、お客様に自然な来店理由が生まれます。
14.地域イベントや近隣施設と結び付ける
駅、商店街、学校、劇場、スポーツ施設、地域イベントなど、近隣に人が集まる理由がある場合は、店の利用場面として伝えます。
たとえば、
・イベント帰りのお食事に
・観戦後の一杯に
・駅をご利用の帰りに
・近隣で働く皆様のランチに
といった見せ方です。
無理に提携しなくても、「その地域で利用しやすい店」であることを伝えるだけで、来店のきっかけになります。
15.お客様参加型の企画をつくる
お客様が参加できる企画は、店への愛着を高めます。
・新メニューの名前を募集する
・候補メニューの人気投票を行う
・季節限定メニューのアンケートを取る
・お客様のおすすめトッピングを募集する
採用されたアイデアを店内で紹介すると、お客様は「自分も店づくりに関われた」と感じます。
大がかりなイベントでなくても、お客様との会話が増える企画はリピーターづくりにつながります。
やってはいけない値引き集客
集客が苦しいときほど、安易な値引きに頼りたくなります。
しかし、次のような集客は注意が必要です。
・いつでも使える割引券を配り続ける
・利益が残らないほど価格を下げる
・口コミ投稿の見返りに特典を渡す
・店の魅力が伝わらないまま、半額やクーポンだけを出す
・値引き目的のお客様だけを集めてしまう
値引きが必要な場面もあります。
ただし、その前に「何を食べるために来る店なのか」「なぜこの店が選ばれるのか」を明確にしてください。
名物メニュー、外観、店頭POP、Googleマップ、ホームページを整えることが、長く続く集客につながります。
飲食店集客全体については、以下のページもご覧ください。
飲食店集客を本格的に見直したい方へ
今回紹介したアイデアは、すぐに実行できる内容です。
ただし、本当に来店数を増やすためには、単発の施策ではなく、
・Googleマップ
・店舗外観
・名物メニュー
・ホームページ
・SNS・口コミ
をお客様の来店前の流れに沿って整えることが必要です。
飲食店集客の全体像を知りたい方は、「飲食店集客の基本」をご覧ください。
具体的な改善方法を知りたい方は、「今すぐ売上が劇的に上がる飲食店集客法」もあわせてご覧ください。
自店では何から改善すべきか分からない場合は、無料相談をご利用ください。